進む共同物流 | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 一昔前までは企業活動のすべての領域が社の有形無形の資産であり、社外には漏れ出すことがないように活動そのもの0が制約されていました。


 しかし、時代は変わり企業のコア部分と付随する部分が切り分けるようになってきました。物流分野も後者にあたるとして専門業者への外注化なども進んできました。物流分野の基盤は社会的なものという考えも多くなってきました。


 その中で見られるものが「共同配送」です。


 特に同じエリア内で競合社と呉越同舟で同じ得意先、あるいは地域に商品を配送するというのは当たり前のように行われるようになったとも言えるでしょう。


 環境問題をきっかえに取り組みが増えたこともあります。あるいは積載効率や実写率からコスト削減の切り札として開始されたものもあります。


 先週、発表された取り組みもあります。7月30日付のミニストップとスリーエフのそれです。表題は”「ミニストップ株式会社」および「株式会社スリーエフ」の定温物流における業務提携について”とされています。http://www.ministop.co.jp/company/newsrelease/download_pdf.asp?ID=500


提携を行う主な項目は次のような内容です。

(1)千葉、埼玉エリアにおける定温商品の配送センターの共同利用
(2)上記事業における既存物流システムの見直しに関する検討実施
(3)配送センターの共同利用による、消費電力削減の取組み
(4)有事における、商品・物流面での相互支援に関する枠組みの検討 


このような共同配送の取り組みはさらに多くの企業取り組みが加速するのでしょう。


今日のキーワード

”共同配送が普通に行われる時代に”