責任感 | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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 今日の朝日新聞のオピニオン欄。

 経営戦略論が専門の一橋大学商学部長の「沼上幹の組織の読み筋」になるほどと思える内容が記されていました。

 タイトルは「究極の責任感 すべてトップ一人が負う」と題されていました。

 冒頭の書き出しは「結局はすべて社長一人の責任」という松下幸之助の有名な言葉に触れています。

 組織の上に立つ者に覚悟を迫る厳しい言葉だと思うと記した上でその理由をうまく書き記しています。

 沼上先生の文章以上にうまく表現する術は持ち合わせていないので詳しくは新聞を読んでいただくほうがいいと思います。

 ここからは特に現場力を重視する視点でこの記事をヒントに記してみます。

 人は「ミスを犯すもの」というのが普通の考えでしょう。完璧な人はいないのですから・・・。又、人は向上心を持っています。だから新たなことにも挑戦します。未知の分野に挑むとき失敗んp確率は高くなるともいえるでしょう。

 この失敗について誰が責任を負うかということです。

 直接的に失敗をしたのは現場とします。社内組織としてはその失敗について原因究明と責任の所在は必ず救命されなければなりません。そして直接の当事者を叱責することもあったり上司の責任を問うこともあります。

 ただ、内部の責任論と対外的なものは別ということです。

 「現場がアホやからこんなことになって申し訳ありません」とは言わないでしょう。

 こんな現場にしたのはトップの責任ということです。ミスを犯さない職場、あるいはミスをすぐ発見し不良品を出さない体質にするのもトップの組織作りを普段から行なっているかどうかにかかってきます。

 トップが責任逃れをしては組織はもたないというのが結論になるのでしょう。

 「覚悟」こそトップには求められます。

今日のキーワード
"トップを見れば組織が分かる”