12日に発表されたはるやま商事の中期経営計画の中に表題の事業基盤強化をのための計画が盛り込まれています。
少子高齢化の進展やクールビズに見られる生活購買行動の変化が紳士服市場にはアゲインストの風となっているようです。
その中での事業分野の再構築なども計画には盛り込まれています。
ロジスティクス・物流分野に関する項目では次のように記されています。(ニュースリリース原文引用)
●SCMの構築
有力アパレル・商社と戦略的に提携し、生産から店頭までのSCMを構築することにより、直接貿易も含めてSPA比率を30%まで高めます。これにより、売上総利益率の向上を図ります。
●「物流・MD」システムの新構築
①生産から店頭までの一貫した物流システムの構築
現在、取引メーカーからの店舗直送形式を取っておりますが、物流形態の効率化及び迅速化に努めるべく、段階的に通過物流型へ移行します。物流倉庫は倉庫管理の専門業者へ委託し、当社は投資リスクを回避しつつ、効率的な運用を目指します。
②適正在庫の更なる適時投入
現在の週2 回配送体制を一新し、当社専用の物流倉庫から「毎日配送」を実現することで、倉庫および店舗在庫の最適化を図ってまいります。店舗が必要とする商品在庫を必要とするタイミングで投入していくことで、在庫数および在庫金額の抑制に努め、機会ロスと無駄を徹底して省きます。
(以上引用)
もう一点Eコマースに関するもので物流に関する事項が含まれていますのでこちらも原文引用しておきます。
●Eコマースの売上高を倍増
①各事業部間の更なる連携を強化
現在、同業他社の中で他を圧倒するE コマース関連の売上を誇っているものの、市場スピードに対応すべく更なる強化・施策が必要との認識のもと、盤石な体制を目指してまいります。具体的には各事業部が個別展開しているEコマース部門を一体化し、物流体制の効率化、顧客の相互活用、店舗との連動等により、E コマース全体での相乗効果を狙います。
②効果的なプロモーション戦略
顧客データベースを活用した効果的な販売促進を徹底することで、集客力を高め、売上向上を目指します。
③物流体制の抜本的な見直し
多品種少量生産傾向にあり拡大しつつある売上点数への対応および随時物流に即した体制を早期に構築し、今後の売上増への準備を進めてまいります。
(以上引用)
今日は解釈を加えない形で記すだけにします。さらに詳しくはニュースリリースをご覧ください。
http://www.haruyama-co.jp/news/pdf/201011_63000_1.pdf
今日のキーワード
”環境変化がロジスティクスも再構築”