今や常識的な取り組みともいえる「共同配送」。
できるだけ荷台を満載にする、空便で走らせない、車両は24時間使用する・・・。
車両の使用率を高め固定費にかかる費用や単位当たりのコストを引き下げるのが狙いです。旧来、日本では一社ごとに専属の運送業者が付いているような片道運行のような形態が普通でした。
しかし、コスト引き下げを狙ったり環境に配慮した考えを突き詰めていくと「共同配送」のように複数社で運送部門をシエアしあう形態にたどり着きます。今後も増えてくるでしょう。
新聞の販売店向けの車両にも事例が出てきました。
朝日新聞の座間工場で印刷された朝刊を静岡県内の配達所に運んだ便でパナソニックの携帯電話の部品を神奈川に運ぶという試みもあります。
夜に静岡へ走り,帰りはその逆という使い方です。車両にとっては夜と昼、行きと帰りを有効に使うことができます。ここにコスト引き下げの基本を見ることができます。
労働時間の問題などがありますのでドライバーは24時間同じ車両に張り付けというわけにはいきません。一つの車両に複数のドライバーが交代で乗務するという形になるでしょう。
ほかにもいろいろな共同配送の取り組みを見ることができます。
それぞれに発想の面白さを見ることができます。
”共同配送の種はどこにでも”