オペレーション改革は永遠に | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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 店舗オペレーションの省力化、効率化で評判の西松屋チェーンの2月決算が発表されました。

 http://www.24028.jp/news_release/system/pdf/00000350.pdf


 その中で以下のようないろいろなキーフレーズ」が見られます。

「店舗在店長研修会や店舗内勉強会などによる従業員教育を継続」

「在庫の適正化に繋がる在庫管理制度の確立」

「スーパーインテンデント(複数店管理店長)制度の拡大を進めながらも店舗マネジメントの強化を図る」

「作業の省力化や合理化のために様々なプロジェクトチームで改善、改革に取り組んで」

「店舗の広域化や店舗数の増加に合わせて物流センターを全国各地の要所に設置」

「仕分け作業を国外のセンターへ移行する取り組みにも着手」

「短期追加生産の制度をフルに活用することで、売れ筋商品の追加仕入れと不振商品のカットにより在庫内容の改善を図り」

「あらゆる作業の省力化や合理化のために引き続きプロジェクトチームで改善、改革」


 このキーフレーズから同社の改革改善が全社あげて継続して行われていることが分かります。また、全社改革、とりわけ店舗の力を発揮させるためには全社レベルのオペレーション改革が必要であるとのレベルまで3達していることがわかります。


 お客様と接する店舗の力を最大限に発揮するための在庫改革、店舗オペレーション改革には物流生産すべてを挙げてのオペレーション改革が必須であるとの認識に立っていることがよくわかります。


 そして、毎年、この改革が続いていることも見て取れます。「オペレーション改革は永遠に」を感じ取れる決算発表内容でした。


今日のキーワード

”全社一体、継続改革”