国内視点では | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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合成樹脂の値上げが来月から行われるそうです。

 NHKhttp://www3.nhk.or.jp/news/t10015476651000.html


 合成樹脂はもちろん原油価格が影響します。このところの原油価格の値上がりからくるものです。


 自動車の内装バンパー、スーパーのレジ袋、包装フィルムなど幅広く使われているのが合成樹脂。


 三菱化学、住友化学、三井化学などは来月から1キロあたり10円以上の値上げをするようです。7月の値上げに続くものです。


 この値上げは合成樹脂の原料「ナフサ」が原油価格の値上げと中国などの新興国需要が価格押し上げ要因になっています。


 需要と供給という面では、国内景気低迷で末端価格を容易には引き上げられない、しかし原材料は上がるということで、折り合いがどこでできるかが分からないと言えます。


 世界的な経済地図が最終的に価格を決定することになるのでしょうが国内の財布のかたさが価格上昇の歯止めをするのか、そして価格を転嫁できない企業がどれだけあるか、いろいろなところで経済や生活への影響はからんできます。


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”もはや国内だけの目では語れない”