高い目標は | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

地球温暖化ガス中期目標「25%削減」という民主党の鳩山代表のスピーチが各社の報道で大きく取り上げられています。


麻生政権の8%減と比較して大変大きな目標です。その差が際だっていると言えます。


EUの20~30%、英国の34%、ドイツの40%などに肩を並べる数字です。省エネに取り組んできたスタート段階の差や現状のエネルギー効率、省エネ技術には各国で違いがあります。


複雑なのは経済成長あるいは経済競争とのかねあいです。収益、利益あっての技術革新、どれだけ新たな投資ができるかも競争の中での体力勝負になります。産業界はこのあたりの心配をし、新たな競争優位を生む技術革新の力を認めながらもひるんでいるところがあります。


国民生活でも負担が伴うと言われています。我慢がどれだけできるか、不況の中での使命感、難しい問題でもあります。


高い目標には大きい解決すべき山がはだかります。


道筋をつける工程表、その工程を進めるための数多くの知恵を結集することが必要でしょう。そこにこそ、新たな技術革新や国際競争力を生む力の源泉があるのでないでしょうか。


困難に挑戦する気概を日本人は持っていると信じたいところです。


今日のキーワード
”困難が成長の源泉”