森林もメタボ | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 朝日新聞の記事タイトルで響く物がありました。「森林 メタボ化」。


 CO2の森林吸収については記事になることも多く、直接、結びつけて考える機会もたくさんあります。


 今日の記事のサブタイトルで内容が把握できます。”排ガス?の窒素「食べきれず」川へ”というものです。そして「水質悪化や生態系 懸念」というコピーもあります。


 これをイメージする絵が差し込まれています。


 ”「森のメタボ化」のイメージ”はこんなものです。


 大都市の車や工場の高濃度の排ガスなどは窒素酸化物を含んでいます。この窒素成分を含んだ雲から雨として森林に降り注ぎます。その窒素成分があまりにも多くなって、本来なら森林の栄養素として吸収されるのですが、森林が窒素飽和状態となり吸収されない分が川に流れ出ていきます。そして川や海の窒素成分がプランクトンの異常発生を呼ぶことになります。回りまわって生態系を悪化させている構図を描いています。


 今、この「森のメタボ化」現象は各所で調査や研究がされているようです。詳しい数値や研究内容は記事を見ていただければと思います。


 もう一つの環境問題として注目しておきたいテーマです。


今日のキーワード

”森のメタボ化に注目”