まとめる、縮める、減らす | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 グリーン物流について書きました。もし、これから考え企画するとすればどういうことから進めればいいのでしょうか?


 物流に於いてのヒントはコスト削減におけるヒントと同じです。


「まとめる」

 小さく運ぶよりもまとめて運ぶ方がCO2排出量もコストも少なくてすみます。そうです、荷台をいっぱいにして運ぶことで運ぶ回数は減らせます。だからコストもCO2の排出量も減らすことができます。共同配送や何社かが集まっての共同センターなどがこれにあたります。


「縮める」

 とにかく距離が長いより短い方が一般的にコスト、CO2とも少なくてすむでしょう。直接的に最短距離選択を計算することもそうでしょうし「まとめる」と合わせて別々に走っていたものを一緒に積み合わせることで距離を縮めることもできます。最短距離計算、物流の共同化でこれができるでしょう。


「減らす」

 投入を減らせば一般的にアウトプットも減るという原理です。正味重量以外の包装容器の改善や廃止で総重量を減らすことも考えられます。あるいは容積を小さくして積載効率をよくすることができます。アイドリングストップや燃料消費効率の良いものにして使用燃料を減らすことも考えられます。


 ざっと取り上げてみましたが、いろいろな切り口があると思います。


 別にグリーン物流事業の応募するかどうかではなく経営の中での物流を考えるヒントにしてみるのもお勧めします。


今日のキーワード

”切り口を見つけアイデアを”