自動車業界の急速な不振は非常に大きい影響を及ぼしています。
日本の産業構造自体がそれに大きく乗っかっていたことが分かる年の瀬です。
日本のメーカーの得意としてきた小型車だけでなく北米などで利幅の大きい大型車分野にも投資し販売数を増やしていったところにも影響が大きくなったことも言われます。
巨大産業だけに工場丸ごとが何品かの対象車種専用工場となります。
その車種の不振は工場自体の不振、企業の収支にも響くことになります。
もう一つの為替変動はやはり大きな収支影響力を持っていました。
輸出の比率が多い企業ほど影響をもろにかぶることになっているようです。
このような状況の中での次の一手はどうなるのでしょう。
最初に手を付けたのが人員削減という方法です。これは企業の将来を創るものではありません。
将来を考えると何か新たな活路を見いだすことが経営者の手腕でしょう。
今日のニュースではローソンが営業者を電気自動車にするとか、昨日は日産とNECのリチウムイオン電池の早期の開発などが出ています。
来年以降の自動車業界の動きも注目しておきたいと思います。 又、企業をどのような方向にするのかは自動車業界だけに限ったことではありません。新たな分野を開拓する企業も多く出るのがこのような時かも分かりません。
今日のキーワード
”活路は縮小だけでなく開発、開拓も”