昨日の日経新聞社説「温暖化防止、米の変化に日本の覚悟は」に次いで今日は朝日の社説が「不況と温暖化―「緑の内需」の出番だ」。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
世界が空前絶後の不況のまっただなかにある時に何十年も先の温暖化を防ぐために大金を注ぐ余裕があるのか?という主旨の書き出しで始め、米国のオバマ次期政権の新たな発想へと入っていきます。
道路やダムなどの従来型の公共事業でなく、脱温暖化ビジネスを広げていくことで温暖化を進めることと不況を脱出するという新たな発想を打ち出していることを紹介しています。
1930年代の大恐慌を乗り切ったフランクリン・ルーズベルトの政策が「ニューディール政策」と呼ばれます。これになぞらえオバマの環境への投資で危機を打開しようとするのが「グリーン・ニューディール」です。
温暖化防止のためのさまざまな取り組みや新制度制定の動きに対し、経済界などでは「成長を妨げるもの」として消極的な面も多く見られます。ブッシュ大統領の政策もこれに即したものでした。
この世界最大のCO2排出大国が政策転換をし、ビジネスもこれにそったものに大転換すると一気に世界の流れも変わるのでないでしょうか。
世界が目標をはっきりと示し、それに沿った動きが加速されます。
目を国内に向けると従来型の成長に重きを置いている経済産業界の環境に対する躊躇が目立つようになります。新たなビジネス機会を積極的に開拓していく気概が欲しいものです。
多分、世界は「炭素生産性」を競うようになってくるのでしょう。
取り残されたところは排出権の購入という支払い増加という要らぬコストが発生することになります。
新たなグリーンニューディールのような雇用創出と環境負荷低減を目指した発想が日本の政策にも大胆に取り入れられるべきでしょう。
今日のキーワード
”グリーン・ニューディールで新たな流れが”