事故にはいろいろな原因があります。
直接的、根本的な原因は必ず存在するのですが、それを呼びこむ人的な要因もあるのでないでしょうか。
その一つに「無知」というものがあります。「無知」とはその字のとおり「知らない」ことです。重量物を扱う時にこの物体が重いということを知らない人はほとんどいないでしょう。重いものが落ちてくればどうなるかを知らない人も少ないでしょう。だから重量物を扱う時には注意深く作業を行います。その危険性を知りながら注意を怠り事故を起こしてしまうのは「不注意」と呼んでいます。
今日のニュースにこんな記事がありました。
「コピー機トナーで粉じん爆発、リサイクル工場2か所」(2008年10月15日03時14分 読売新聞)
読売オンラインでは下記URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081014-OYT1T00698.htm?from=main2
リサイクルセンターでコピー機などを粉砕する際に、中にあったトナーが砕ける時に細かい微粒子状になって飛び散り、酸素と反応して起こった事故です。
一般的に粉塵が飛散する可能性のある事業所では粉塵を吸収する装置などが設置されています。アルミの切断工場などでも必ず見かけます。
粉塵が酸素と反応したら大事故になることを知っているところは必ずその対策を取っています。
今日のニュースのようなケースでは解体するという大きな目的の中に、作業工程の中で起こる細かい予想される事態は想定されていなかったのでしょう。粉塵爆発というものを知らなかったと言えます。又、トナーが細かい微粒子の集まりで固まったものとも認識していなかったのでしょう。
「知らない」ことが事故を呼ぶことがある、これが「無知」の恐ろしさです。
知らないことは「怖いもの知らず」というほど力を発揮することもあります。しかし、知らないことの落とし穴が深く大きいことも事実です。
今日のキーワード
”知っていれば武器になる”