10月1日から有料道路から無料の一般道になった道路がありました。
神戸市の市街地と住宅地を結ぶのに役立っている道路です。この道路、1日の通行量も4万5千台と比較的利用者も多く建設費用、維持費用などの完済で無料化の運びとなったものです。
昭和44年の開通から何と約40年で無料化が実現したことになります。合わせて新神戸トンネルや山麓バイパスのETC割引も行うことになりました。
その昔、話題になった「株式会社神戸市」と揶揄されたほど山と海を総合的に塗り替えていった中での道路です。通行量が多かったことで無料化が実現したと言えます。それでも40年かかっています。
多くの有料道路が苦戦しているのには利用見込みを高く見積もったための甘さに起因しています。利便性と採算性、都市と地方問題にもつながってきます。さらに自然と文明ということとも関連します。
これからの社会、どんなビジョン、どんな現実、どんな想い・・・・・、多くの問いかけられているものがあります。
今日のキーワード
”4万5千台でも40年、だから問われる道路哲学”