情報の難しさ | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

同じ事実を伝えるニュースにも取材によって伝える内容が細部に違いがあることが分かるものがありました。内容自体は同じなのでしょうが、前者はシステム故障で「ポイントが切り替わらなくなったため」が原因とするもの、後者は「運転士が見る車内信号が「赤信号」のまま変わらなくなったため」を大きな要因としています。速報性が問われるものですからその時点での事実取材によって表現が変わってくるものと思われます。


日経ネットのニュース

「東北新幹線など4時間ストップ 信号トラブル、6万8500人に影響

 28日午前8時過ぎ、大宮―上野間を走行していた仙台発東京行き東北新幹線やまびこ202号と、長野発東京行き長野新幹線あさま504号の運転台に「停止」信号が突然表示され、両列車は上野駅の手前で緊急停車した。東北、上越、長野、山形、秋田の各新幹線は約4時間、全線で運転を停止。計76本が運休したほか計42本が最大約4時間50分遅れ、約6万8500人に影響が出た。

 両列車の乗客計約940人は、車両を降りて線路脇の保守点検用通路を最大約700メートル歩き、田端駅まで移動した。システムをバックアップ用の別系統に切り替え正午過ぎに運転を再開したが、ダイヤの乱れは同日夜まで続いた。

 JR東日本によると、車両基地「東京新幹線車両センター」(東京・北)内の運行制御システムが故障し、センター内と本線の線路を結ぶポイントが切り替わらなくなったため、自動列車制御装置(ATC)がポイント手前を走行していた2本の列車に停止を指示したとみられるという。(28日20:19)」


asahi.comのニュース

「運転制御システム故障、影響6万8千人 5新幹線不通

28日午前8時すぎ、東京都北区上中里2丁目の東京新幹線車両センター内の運転制御システムの一部が故障し、新幹線の信号が正しく表示されなくなった。この影響で、東北と上越、長野、山形、秋田の各新幹線が全線で約4時間運転を見合わせた。正午すぎにシステムの回線を替えて運転は再開されたが、計76本が運休。42本にも最大5時間近い遅れが出るなど、休日の旅行客を中心に影響は計6万8500人に及んだ。

 関東運輸局は、JR東日本に再発防止などを求める警告文書を出した。

 同社によると、故障の発生は28日午前8時7分ごろ。車両センター内の信号を制御する装置が故障し、付近を走る新幹線に、速度や停車位置情報などを送るデジタルATC(自動列車制御装置)に不具合が起きた。原因は不明という。このシステムは、従来のアナログ方式から07年7月に変更された最新式で、これまでに同じトラブルはなかった。同社は、システム内の回線を詳しく調べている。

 発生時、仙台発東京行きの「やまびこ202号」と、長野発東京行きの「あさま504号」が車両センター近くを走っていたが、運転士が見る車内信号が「赤信号」のまま変わらなくなったため、いずれもJR田端駅(北区東田端1丁目)付近で停車し、立ち往生した。

 乗客約940人は、約2時間にわたり車内で待機した後、線路上を1キロ前後歩いて保線用の階段から道路に降り、社員らに田端駅まで誘導された。

 JR東日本では、今月17日と18日にも朝のラッシュ時に中央線と常磐線で信号機が故障したり、架線が破断したりするトラブルが発生。計37万3千人に影響があり、関東運輸局から18日に警告文書を受けとったばかりだった。(峯俊一平)2008年9月28日19時23分」


 こういった、事実が発生した時点でのとらえ方は人さまざまです。


 比較的、事実を伝えるというニュースなのですが、取材範囲や伝え方でいろいろ感じる部分もあるのでないでしょうか。


 職場で問題が発生した時に的確に聴き取り判断する場合も取材力によって対応が大きく変わります。また、報告でもポイントを的確に伝えることも必要です。必要な情報、その時点では要らない情報をどう選択して伝えるかも常に心掛けたいものです。


今日のキーワード

”事実をどう伝えるか、突きつめるほど難しさが・・・”