石油元売り卸値の下げ、新日石は5,1円/㍑と発表しました。1年10ヶ月ぶりの引き下げです。他社も同程度引き下げるのでしょう。
9月の卸値の基準となる7月20日~8月25日の使用原油(ドバイ産、オマーン産、スマトラ産)の購入価格が前の1ヶ月より12円下がったことを受けてのものです。為替相場の円安ブレ、前回卸値を上げきれなかった分の残りがあることなどでこの幅にとどまるようです。小売りの方もガソリン税は1リットル当たり63,8円と固定であることから3%弱しかさがらないのではとも言われます。
10月からの市場価格連動型の元売り卸値決定制度、需要と供給の調整はまだまだ元売り側にあるようです。このところ需要が減っていることに合わせて減産措置をとってきました。ちょっと前であれば軽油、灯油の海外需要が多いことからそれにあわせた精製を行ってきましたが、今は需要が減ってきていることもあり減産しているといいます。軽油や灯油を作るのと同時にガソリンもできるのでこのバランスも微妙に響いてきます。ガソリンの値上がりで消費が落ち込んでも作ってきたのは軽油、灯油の海外需要もあったことによります。
そんな中でオペックは原油価格の下げ幅を止めようとの減産体制も示唆しています。投機マネー、産油国、元売り、小売り、需要といくつもの要因が絡み合っての価格構造、複雑さを増しています。
いずれにしても、ムダな使用は控えるというのがガソリンに対する市民の知恵でしょう。
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”微妙な値下げ幅に理由あり”