デザインする | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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 今日の朝日新聞「けいざい一話」に「NEC携帯 復活へ」というおもしろい記事がありました。


 メインタイトルは「新デザイナーが風穴」、他の中見出しでは「中国で挫折 首位転落」、「利用者目線の開発に」などがあります。そしてこの欄での貴社の目線でしょうか、「視点 独自の強みも生かしては」という文面も添えられています。


 日本で最初に携帯電話を開発し、シェア1位を長く続けていたNEC,そこに先駆者の機能優先信仰のような体質のようなものが知らず知らずのうちjにできあがっていたのでないかとのような文面が見られます。


 00年代前半に技術力をひっさげ中国に進出したのが失敗の始まりとも。


 中国に進出した当時のニーズが全くとらえられていなかったのが敗因となります。当時は高速通信の導入が先送りされ通話中心の市場にはあまり機能を付加したものは必要なかったようです。それに加え複雑な中国の販売形態も掴みきれずに実態の把握がままならなかったようです。そして気がつけば大赤字という筋書き通りの結果でした。06年には撤退することになります。


 この間に国内も揺らいでしまったのです。


 カメラやワンセグといった時代になり家電系のメーカー製品に押されるようになったのです。


 06年夏に一人のデザイナーを招きました。そこからj機能一辺倒に変化が起こったのです。この辺りの記事はおもしろいので原文を参照していただければと思います。


 「以前成功した価値が今も正しいわけではない」というデザイナー、佐藤敏明氏の言葉にいろいろな意味が込められています。


 今のお客さんが何を望んでいるのか、それをとらえれば機能をもそぎ落としていく、それで十分、要望に応えられる、そんな「デザインする」力が求められるのでしょう。


 今、NECがどんな機種を出しているかを見ればその様変わりが見て取れます。


 お客様が欲しているものをとらえる、そして、それをデザインする、そこから自社の技術力を展開していく、それこそが時代に応える企業力というものでしょう。


 製造業、サービス業など分野を問わずこの「デザインする」力が求められているようです。


今日のキーワード

”デザイン、構想力こそ源泉となる”