見込み生産というからには、ある期間にどれくらい必要、あるいは出荷するであろう量の予測がキーになるのでしょう。
これほど困難なものはないというのが世の中の常識であるとも言われます。世の中にある商品のアイテムが固定し過去、現在、未来とも固定し、消費syの数も地理的、文化的条件も一定の条件下にあれば需要予測ができるかもしれません。しかし、日々の天候気温の変化があるように人々の気分も体調も変わります。これをどう予測すればいいのでしょう?不可能でしょう。
では、こんな考えはどうでしょう。
需要予測はあたらないものと割り切ります。あたらないのだから疑似需要予測に従う、それがあたっていなくても仕方ないとするものです。
その時に整えることは「売り切れゴメン」にするのか、「ある程度の予備在庫を持っておき注文には対応できる」という方を選ぶのかというお客様に対する対応です。前者であれば在庫は余分に持たなくていいことになります。後者は安全在庫をいくら持てばいいのかを設定しなければなりません。
売上げ最大、在庫最少の考えをするのが後者の主要テーマになります。
見込みをできるだけ見込みでなくし、確定といってもいいレベルに近づけることはできないでしょうか?
最終完製品在庫を出荷変動に近づける、生産もそれに近づけ仕掛かり在庫も少なくする、そして材料調達もその流れに合わせる、こんな夢を叶えれば在庫も随分少なくできるでしょう。
そのため、まず完成品倉庫の在庫の持ち方を整えることが第一歩の作業です。
よく使われるのが何日分かの出荷の移動平均を求め、発注点、発注量、安全在庫の基準を作り、それに従うというものです。出荷傾向というものは一定の法則性みたいなのがあると考えるのもそう不思議でもありません。多くの企業ではそういった傾向も見られるのでしょう。
これに従う場合は安全在庫をいくら持つのかというのがキーになります。あまり緩く多めに持つと需要の変動を川上に伝えきれず緊張関係を書くことになります。結果、キャッシュのショート現象も起こりかねません。逆に安全在庫を絞り込むと「品切れごめん」現象がおこりお得意先へのサービス率が低下します。そして川上側では品切れしても責任はないというこれまた緊張関係がなくなります。
ここで在庫政策、生産計画の自社に求められるものを考える第一歩が始まります。
今日のキーワード
”在庫政策が緊張の糸を左右する”