在庫問題への影 | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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 在庫削減に取り組む時、出て行く量に見合ったものだけをつくり、材料調達もそれに見合ったものだけを入れるというのが究極の目標と考えます。


 現実には調達、生産、物流、販売という流れの中での在庫が存在します。つまり材料などの在庫、仕掛品、半製品といった在庫、そして製品、商品としての在庫です。


 筋肉質な企業にするために、その流れの中での滞留在庫をできるだけ少なくしようとするのです。


 ここで、やっかいな問題が上がっています。


 ものが値上がりしている時、特に原材料などが上がり続ける時の対処方法です。永遠に上がり続けるのであれば持っている方がいいのかもしれません。


 しかし、今の時代、投機マネーというやっかいなものが大きくのしかかるようになりました。少しの需要増で大きな反応、値上がりをするということです。実態と大きく乖離したときに反動が出るのでしょうが、この投機マネー、どんどん対象を乗り換えていきます。臭いをかげば美味しいものにどんどん登記していくのです。そこで何時はじけるのか、永遠ではないことは分かっていても増殖をします。


 こんな中での在庫は意味を持つのでしょうか。


 投機に乗った形での在庫、企業の体質をつくるという面では在庫を持つというのは否というのが結論でないでしょうか。いかに持たずにスリムにするのかということに専念する方が経営効果が生まれるはずです。


 しかし、それにしても材料をいかに安く買うのかという問題のも頭を悩まさざるを得ません。


今日のキーワード

”今こそ企業体質を鍛える時期”