すっかり忘れていた「時の記念日」
そういえばそういうのがあったなという程意識をしていませんでした。「時の記念日」のそもそもの始まりは1920年(大正9年)、当時の日本人に欧米人並みに時間を尊重する意識を持ってもらおうと「生活改善同盟会」が日本書紀の天智天皇の条、水時計創設の記によって6月10日と定めたそうです。時間の大切さをかみしめる日としたようです。
さて、時間の大切さは言うまでもありませんが、それをどう使うかは個々人の価値観にもつながります。
大きな意味ではゆったりとした人生に意義を見いだそうとする人、寸暇を惜しんで与えられた時間を使い切ろうとする人など全くスタイルが異なります。
そもそも「欧米人並みに時間を尊重する」というのがあたっていたのかどうかとなると疑問な点もあります。確かにメリハリを付けた時間の使い方で余暇もたっぷりとるという考え方もあります。一方では、そんなにあくせく働かなくても自然の流れに身を置いておくことに価値を求める人もいます。
社会的な関係においては人に迷惑をかけない時間管理、例えば「5分前精神」やレストランをはじめとする待たせる時間○分までなどです。この部分はきちんと自己管理をしたいものです。
個人の時間活用については、それぞれの考え方の元でつかうのであればどう使っても自由ともいえます。
いずれにしてもすっかり忘れるほど「時」がどんどん過ぎ去っていくのも事実です。
今日のキーワード
”時の中に自分なりの意味を持つ”