今年はイタイイタイ病40周年。神通川流域の上流鉱山から流れ出るカドミウム汚染によって激しい痛みに襲われる病気が公害によるものと認定されてからの年数です。
日本の4大公害病として「水俣病」「新潟水俣病」「イタイイタイ病」「四日市ぜんそく」が上げられます。
いずれも、文明の発展とともに必要とされた鉱業や工業の進展によってもたらされた公害です。それまで予測できなかった、いや、経済発展に対してあまり眼中に入れていなかった人体への影響が出てきたものです。
現在の中国も、この状況なのでしょう。
公害問題や環境問題は人間が意識するか意識しないかで大きく影響度が変わります。今、たいしたことでないと思っていることでも加速度的に悪化もします。
小さな兆しにも注意したいものです。
今日のキーワード
“意識して予兆に対策を打つ”