コクヨの2008年版の商品カタログに登場しているそうです。
環境に配慮が足りない自社ブランド商品に付いているとのこと。普通は環境に配慮された商品に「エコマーク」などを付けているのですが・・・・。
「エコ×マーク」を付けることで世間から「そんな商品を売っているの?」「環境配慮の少ない商品はいらない」などという反応も予想できます。しかし、このマークが付くことにすぐ反応したのが社員であるようです。どうしても「エコ×」ということは受け入れ難いのでしょう。「エコ×」を付けると決めて2ヶ月たたないうちにエコ対応で内商品が減ったそうです。
コクヨの社長、黒田章裕さんの座右の銘は「露堂々」、禅宗の言葉で「あるがまま」という意味。あせらず、気負わず、自分にできることをやっていくという気持ちでやっているとのことです。
創業者の祖父、善太郎氏は和帳づくりの職人から「んな面倒なこと、よその会社では絶対へん」と言われ、「そんならやろうや」と答えたそうです。よその会社がやらないからうちがやる・・・、この精神でしょう。
今回の「エコ×マーク」も環境問題は面倒なこと、だから一歩先に我が社は取り組むのだというものです。先進企業とはこういうことなのでしょう。
コクヨに拍手を贈り、他の企業にもこの考えを伝えたいものです。
(参照記事;2008年3月18日日経新聞朝刊コクヨの全面広告での「今、若者たちへ」でのコクヨ社長 黒田章裕氏の文章より)
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