リサイクルの元々の目的は限りある資源を再利用してできるだけ長く利用しようというものです。この目的を社会システム化するためにゴミの家庭での分別、そして収集、紙やペットボトル、金属などリサイクルできるものはリサイクルへ、かなわないものは償却へとまわります。
スタートの「分別収集」を始めるだけで収集されるゴミの量が相当減るというデータも多く公表されています。家庭で分別する時点で「ゴミに対する意識」ができるようです。なぜこんなにゴミが多いのか、よく見てみると余分なものがたくさんあります。最近、有料化が進んでいるレジ袋などもそうです。昔は買い物袋持参は当たり前でした。過剰なサービスが競争の中で社会のシステムになってしまっていたのです。折り込み広告も昔の比ではありません。情報文化と競争社会の中で発生してきたものです。全くその情報が要らない家庭にも満遍なく配布されます。昔は酒や醤油の量り売りもありました。容器をそのまま何回も利用していたのです。
リサイクルが発端になり意識が芽生え、さらにあるものを何回も使うリユースにもつながってきます。
リサイクルには金がかかる、余分にエネルギーを消費しCO2が多く発生されるという論もあります。リサイクル工場が遠隔地で底まで運ぶ間に多くのCO2を排出してしまうというのもその理由の一つです。このような解決すべき課題は一つ一つ潰していかなければなりません。
もう一度、資源は限りあるものということだけは念頭においておかなければならないでしょう。そうすれば今ある資源に変わるものや方法を発見できるかもしれません。
今日のテーマ
“環境問題を新たなスタートに”