良くも悪くも「組織ぐるみ」で一つの方向に向かうということを聞きます。
ベクトルを整え一つの方向に向かうことは否定するものではありません。しかし、一つの方向に向かう場合でもただひたすら方法は一つというよりいろいろな意見や提案を戦わせながら進むのと、ただひたすらにこれしかないというのでは内容が異なってきます。
最近出てくる「組織ぐるみ」という言葉の中からは売り上げや利益追求にひたすら突き進んでいるのが見られます。ベクトルはそれに照準が合わされています。そのためには社会的責任、ルールが無視されてしまっているようです。
恐ろしいのは「利益追求」しか目に入らなくなると「組織ぐるみ」で突っ走ってしまうことです。少しでもブレーキをかける意見でも出そうものなら異端者とのレッテルを貼られることになります。そういった体質がどんどん加速してしまう魔物がいるようでもあります。
組織は常に正しい利益追求を追い求めるよう日常からしみつくような活動をし続けることが大切なのでしょう。
今日のキーワード
“異論も大切にする風土づくりで組織は成長する”