台風通過後の地震発生情報、考えさせられます。
あと何時間ぐらいで我々のところにくるかもしれないと心構えられることと、長いスパンの中で何時起こってもおかしくないけれど心構えする余地がなく発生してしまうこと、対処の仕方に差が出てきます。
どちらも自然の力にはさからえません。いくら何時間前から分かっている台風といえども崖崩れや増水などは現象が発生すればあっという間のことです。その意味では地震と同じかもしれません。
長い地球の歴史の中で限りなく経験してきたことから人類は知恵を蓄積してきました。災害に耐えられる家屋構造づくりにも工夫を凝らしてきました。その中から生き延びるすべを学んできたのでしょう。
他方、人類は社会的存在ということがあります。そして生産も需要も現在は多くは企業活動によるところが大です。そして地域は生産地であり消費地でもあります。
時間的に余裕がある時は危険予知と最小限のリスク負担にとどめることが準備できます。全く突然起こってしまった時には起こってからの情報収集の早さと素早い対処しかありません。
電気やガス、交通手段の確保はいうまでもなく生産手段の点検や従業員への心配り、地域の方々との共生も欠かせないものです。
社会的存在という面では消費地として接している他地域の企業もどういうことができるのか、どうしていくのかも問われます。何かが起こったときに支え合うことができる企業活動、真価の問われるところです。できることから少しでもという姿勢、個人も企業も共通することでないでしょうか。
今日のキーワード
“企業の本来業務も社会との共存を”