「時間内でミーティングを行う」ことを書きました。
これは1日の内、15分なり、20分なりの時間を作り出すことに成功したということでしょう。
ここでもう一度考えてみましょう。
毎日、同じ量だけ仕上げているのはまれでないでしょうか。なのに、9時~5時できっちり仕事を終えているというということです。同じペースでやっていれば4時半に終わる日や残業30分という日があって当然でないでしょうか。量が変わるのですから。
本来なら余裕時間として出てくる時間を単位当たりの時間に折り込んでいるのです。
日本人の生真面目さでしょうか?決められた時間は何某かの仕事をやっていないと罪悪感にとらわれてしまうという面もあるでしょう。他方で他の人の見た目を気にするいい子でいたい願望もあるでしょう。決してさぼったり遊んだりしていないと。
ここで本当にあるべき姿を考えていただきたいのです。
通常ペースでいくら早く終わろうと恥ずかしくないのだと職場の共通認識があれば普通に仕事を仕上げていきます。そうすることで量によって何時までにいくら仕上がると読むことができます。みんなの能力を1%上げれば1%分時間は短縮できる。二重に作業を組んでいたので余分な作業一つを除去することでいくら短縮効果があるなど数値で読めます。また、突然、量が増えたが十分、定時で間に合うなどはっきりと計算も成り立ちます。
後工程のペースにあわせて作る場合も普通のペースで作り単位を小さく刻みながら空き時間を改善の時間にあてていけばいいのでないでしょうか。よく改善によってすごく効果が上がった職場が他の遅れている職場の改善ペースを待って停滞するケースがありますが遠慮することはありません。自分の職場に新規業務も取り込むくらいの感じで改善はどんどん進めるべきでしょう。日々前進を続けることで創造の喜びも出てくる事例も多く見られます。
作るスピードが上がったからといって作りすぎのムダは避けてください。あくまでも通常のやりかたで余った時間を改善や新規創造の時間に使うことをお勧めします。
今日のキーワード
“余裕時間は改善や創造に活用する”