全くオンタイムでのミーティングを開いたことのないいいくつかの職場の方々に集まっていただきました。
もう少し正確に言うと何とか会社自体をよくしようと思っているのですが今までは実務に追われマネージャーからパートさんに至るまでそのやり方やみんなで考える場をもっていなかったのです。そんな会社でいろいろな職場からピックアップしたメンバーの方々の2回目の集まりです。
前回は参加者全員にそれぞれの職場をすべて巡回してもらいました。その後、見たまま、感じたままを述べていただきました。今までは自分の職場でさえじっくりと見たことがなかったのに巡回観察するという1テーマだけで自分の職場や初めて見る他の職場もアンテナにいろいろ感じるものがありました。そしていろいろアンテナに引っかかったことを話していただきました。
今回、ミーティングの前に一通り巡回してみるといくつかの職場でその時指摘されたことに対し手直しが行われていました。指摘されるだけで直そうという気も起こってきます。
今回はその中の手直し状況をみんなに考えていただきそれをさらに進めるミーティングのやり方を練習していただくものです。
数個のテーマを順番に進行役、書記、発表者を選出しみんながすべての役割を担当していただきその方法を掴んでいただくことによって職場でのミーティングに活かしていただこうという目的です。
前回、ある職場は現場の事務用机周りが汚いことを指摘されました。悔しかったのでしょう。すぐ、以前と違ってきれいにしていました。そこで、この職場も1つのテーマとしてあげてもらいました。すると、この前は汚いということだけしか目に付かなかったのですが以前よりきれいになったおかげで本当の狙いである本質の論議が進むことになりました。事務をするには明るさが足らないのでは?掲示しているものが過去のものばかりで今何をやっているのか、これから何をやるのかがはっきり見えないのでは?必要なものを取り出すとき探すという行為を無くすような整頓の仕方は?そもそも現場の事務はどこまでやるのか?どんどん出てきます。前回、汚いことを指摘されたおかげで要らないものの多くが捨てられることによって不具合が見えるようになってきたのです。そして、みえることによって議論も出来るようになったのです。発表者からは現状の問題点やこうしたらいいのではなどの提案があったことが述べられたことはいうまでもありません。もちろん、このテーマの進行役、書記の方にはそれぞれの役割を体得していただきそれぞれの職場に帰っていただきました。
今日のキーワード
“見える形にすればどんどん本質に迫れる”