今年も生活用品の値上げが続いていますね。輸入に依存している日本では歴史的な円安が続いていますので今後も物価は上昇していくと考えられています。
しかしよく考えてみると30年くらい前には物価は上がるということが常識であったように記憶しています。物価は上がり所得はより上がって経済が循環していたと思います。
現在では安くなることが常識のように考えられていますが以前は物価は上がるものだというのが常識だったような気がします。
物価、所得とも上がらないという時期が３０年くらい続いたので常識が変わってしまったのかもしれないですね。３０年の間に諸外国では物価、所得とも上昇していき日本との格差が大きくなって現在のインバウンド依存になったのではないかと感じています。
また金利がない社会に慣れてしまったことも世界から遅れてしまった一因ではないかと思います。ゼロ金利、マイナス金利が長く続いたために自然に受け入れていますが金利がない国は日本くらいなので世界各国とは常識が異なっているのかもしれないですね。円の魅力が薄れて円安になり物価が上がるという循環に入ってしまったのではないかと感じています。
日本も以前のように物価、所得が上がって金利も５％前後はあるという景気にならないと景気回復は望めないのではないかと思います。日銀ではやっと金利改定の準備をするとのことですが諸外国との金利差を少しでも縮小していただきたいものですね。