高齢者と自動車運転免許 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

高齢者の自動車運転による事故、高速道路逆行等のニュースが増えてきたと感じています。高齢期の認知機能、身体機能の低下により起きてしまう事故のようです。一生懸命に運転した結果の事故なので悲しいですね。

 

東京に住んでいると電車、地下鉄、バス、タクシーと様々な移動手段が整備されており車の必要性はあまり感じることはありません。しかし地方都市にいくと便数が少なく、タクシーも少ないので高齢者にとって車は生活必需品となっていると思います。

高齢者の運転免許証の返納を推進していますが生活していくための必需品である車は手放すことができないのではないかと感じています。

 

私自身も高齢者となって車の運転には自信がなくなってきていますが免許証の返納には抵抗感があります。運転免許証には数々の思い出もあり車の運転をしなくなっても所有しておきたいという気持ちがあります。

最初に取得した普通免許は当時は社会人として必須とされていたので大学入学と同時に取得しました。

 

また若いころは二輪車が好きだったので大型自動二輪車免許もすぐに取得しました。学生時代には陸送のバイトをしていましたが4トン車より大型車のほうが日当が高かったので大型免許も取得しました。運転免許証にはそれぞれの免許取得日が記載されており思い出にもなっています。

社会人となって万一のためと旅客自動車の運転に備えて大型二種免許を取得しどうせなら全ての免許を取得しようと大特二種、牽引二種免許も取得しました。

 

現在は車、二輪車とも手放してしまいましたが免許証は自分の記録のような気がして更新手続きを続けています。

東京では自動車運転の必要性は低いですが記念として返納できない高齢者もいるのではないかと感じています。

地方都市では生活手段として車は必需品であり免許証の返納は難しいと思います。

 

高齢者社会となって想定外のことが起きていますが自動運転の車が早く実用化されて高齢者の移動手段として活用できるようになればいいですね。