介護保険料 | 向井幸一のブログ

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3年ごとに改訂される介護保険料ですが65歳以上の高齢者の保険料は全国平均で月額6,225円となったとのことです。

3.5%アップしたことになりますね。介護保険は保険者が市町村になるのでそれぞれの市町村ごとに保険料は異なるものとなっています。今回も最も高額な自治体では月額9,000円を超えて最も低い自治体の約3倍となりました。

 

介護保険制度創設時の保険料は月額2,000円程度でしたので約3倍と拡大したことになりますね。65歳以上の方の主な収入は年金収入となりますので年間で7万円以上の保険料は結構負担になると思います。今後の人口構成を考えると改定ごとに保険料が上がっていくのではないかと感じています。相互扶助の保険制度なので要介護状態になった場合には支えになるものと思います。

 

今後はさらなる保険料アップ、サービス利用時の自己負担割合アップが予測されます。将来の安心のためには要介護にならないような生活様式の継続で健康管理をすること、万一に備えて民間の介護保険に加入すること等の準備も必要になってくるのではないかと思います。

 

現在の高齢者はまだしも今後高齢者になっていく世代の方々のことを考えると不安になります。年金は実質給付が下がっていくこととなっている中で医療・介護保険料が上がっていくようになると可処分所得は加速度的に下がっていくのではないかと感じています。

 

年金・医療・介護とも公的な保険制度であるので破綻することはないと思いますが中長期にわたる負担と給付を明示して将来の安心のために個人で準備すべき事項等を明確にしていただきたいものですね。