円安 | 向井幸一のブログ

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マイナス金利政策の変更を発表しましたが円安傾向が止まらないですね。対ドルで一時152円近くまで値を下げて34年ぶりの円安となりました。日米の金利差が4%くらいあるのでまだまだ円安傾向は継続すると思われます。

 

日本は輸入に依存している国なので円安はすぐに物価に反映されます。直近10年で70円くらい下落しましたので円の価値が半分くらいになってしまったこととなります。円安になれば株価は上がるので一見すると好景気にみえますが物価が上がるので消費者にとって好況を実感することは少ないと思います。

 

金利を上げることは簡単ですが国債の利払いが増えることになるので簡単に金利を上げることはできないのではないかと考えています。ゼロ金利、マイナス金利という金融緩和は一時的に発動するものであり長期化すると通常の金利に戻すことが難しくなりますね。

 

外国人の訪日によるインバウンド効果が顕著になっていますが海外からみると日本は円安のため物価が安い国と評価されています。以前には日本人が円高の恩恵を受けて海外で爆買いするという雰囲気ですが現在は全く逆の様相を呈していると感じています。

 

極端な円安は日本の価値が下がったことになるので早く他の先進国並みの金利になればいいですね。