寒暖差 | 向井幸一のブログ

向井幸一のブログ

高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

まもなく3月になりますが日々の寒暖差が激しいですね。東京では1週間で最高気温の差が10℃を超えるような気候です。平均気温では例年より暖冬傾向にあるそうですが日々の気温差が大きいので朝夕には寒さが厳しく感じることもあります。年を重ねてくると日々の気温差は如実に感じてしまいます。屋内外の気温差もヒートショックの原因にもなりかねないですね。

 

高齢者住宅では温度のバリアフリーにも配意しています。室内はもとより閉鎖廊下にして外気に直接触れることがないような構造になっているところが多いですね。廊下もエアコンで温度管理sています。エントランスも二重扉にして風除室を設ける構造になっています。そのようなことから電気料金は一般の集合住宅より高額になってしまいますね。

 

一戸建てに居住している高齢者は室温の管理、ヒートショックの回避等はご自身で対応する必要があるため大変だと思います。特に浴室では浴室乾燥暖房機がなければ屋内では最も危険な場所とされています。電気料金の上昇は生活に直結するものだと感じています。木造住宅では気密性があまり高くないので冷暖房効率も良くはないですね。このような観点からも高齢期はRC構造の集合住宅が暮らしやすいということもできると思います。

 

若い世代で子供がいる生活では庭付きの一戸建ては魅力的ですが高齢期になり子供たちも独立して高齢者のみの世帯になると維持管理だけでも負担と感じることもあると思います。ワンロックで外出できる集合住宅のほうが手軽で便利と感じる機会も増えてきます。所有型、賃貸型のいずれでも高齢者に適した構造、住環境の住まいがあれば住み替えたほうが安全で安心といえると思います。

 

年齢、身体状況、家族構成等に合わせた住まいを選択して住み替えていくという暮らし方も今後は増えていくような気がします。

高齢者自らが住み替えて良かったと実感できる住まいが増えていくといいですね。