老いるということ | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

人は誰しも1年ごとに1歳ずつ年齢が上がっていきます。20代くらいまでは年を重ねるごとに心身ともに上昇していくと思います。やがてピークを迎えて心身ともに下降線を描いていくと感じています。30代くらいから緩やかな下降線を描いていき高齢者とされる65歳くらいからは下降線が急勾配になっていくと思います。

 

高齢期になると心身ともに劣化を実感するようになりそれが老化といわれるものだと思います。私自身も生涯現役を目指して健康管理には気を配っていますが心身ともに若いころとは異なってきたなと痛感しています。健康上の数値ではBMI,体脂肪率、筋肉量等は標準範囲にあり内臓関係も基準内に数値は収まっており体組成年齢は実年齢を下回る結果となっていますが随所に劣化を感じることが多くなってきました。

 

かかりつけ医の先生からは「老いを受け入れなさい。抗っても仕方ない。年相応に生きることを選んだほうがいいですよ。」と言われています。その通りだと実感します。体力的に集中力、持続力は低下してきていますが判断力は経験を積んできた分だけ豊になっているのかなと感じています。年相応に生きて生涯現役を全うしていくほうが健全だなと感じるようになりました。

 

年初には短期、中期、長期でそれぞれ毎年、目標設定をしてきました。振り返って過去と現在を比較してみると短期、中期では変化がありませんが長期の目標は10年スパンではなく5年スパンくらいに短くなっていることに気付きました。自然と長期という時間を短く設定するように考えるようになったのかなと感じました。

 

老いることは誰しも通る道ですが若いこをとは異なった時間を感じて生き甲斐を見つけていくことがとても大切だと痛感しました。そして何よりも健康が大切であり丈夫な体に産んでくれた両親に感謝の気持ちが新たになりました。老いていくことを受け入れて楽しみながら毎日を感謝しながら楽しんで生きていきたいですね。