給与所得者が加入している厚生年金ですが毎月支払う保険料が現在では標準月額報酬が６３５，０００円以上の方は月額保険料は約１００，０００円となっています。政府は上限額を増やす検討をしているとのことです。保険料は企業と折半で支払っていますが個人、企業とも負担が増えることになりそうですね。
防衛増税、異次元の子育て支援のために増税、社会保険料増額が予定されていますが年金保険料についても負担増になるようです。政府は企業に賃金アップを要請していますが税、保険料が上がるため手取り額は増えないという状態が続いています。これでは国民は将来に対する不安が先行してしまい消費意欲が下がってしまうのではないかと感じています。
政府としては無駄な歳出、基金を見直す等により支出を減らすことも考えないと国民負担を増やして対応するということには限界があると思います。物価は上がり賃金が上がっても手取は増えないという状態では経済は停滞してしまうのではないかと不安になります。政府、与党ではパーティー等により裏金を作ることに勤しんでいますが国民は疲弊していくばかりではないかと危惧しています。
私の若いころには生活は楽ではありませんでしたが今日より明日、今年より来年は良くなるという実感があり結果的に良くなっていくことが実感できました。頑張れば報われるという雰囲気がありましたが今は頑張って収入を上げても税、保険料も上がってしまい手取収入が増えないという社会になってしまったような気がします。
景気は正に「気」なので良くなっていくことが実感できれば貯蓄より消費に向かいます。消費が増えれば企業、国民とも収入が増えていくという好循環になると思います。しかし現在は「気」が停滞してしまって萎縮しているような気がします。
今日より明日、今年より来年は良くなるという実感が持てる政策を講じていただきたいですね。