高齢期の働き方 | 向井幸一のブログ

向井幸一のブログ

高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

国民年金納付期間を64歳まで延長する、年金支給開始年齢を現状の65歳から引下げる、医療・介護保険料の引上げ等が検討されています。少子高齢化の進行から税・社会保険料については引上げが検討され受給についてはできるだけ遅くして支給額を下げるという方向で検討されています。2004年の年金制度改定で「100年安心の年金制度」ができたといわれていましたが20年も経たずに見直しに迫られています。

 

このような情勢では自己防衛のためにも高齢期の過ごし方変更して準備しておいたほうがいいと思われます。65歳で定年退職して年金暮らしというライフスタイルを変更して長期的なライフプランを若いうちから考えておいたほうが安心だといえます。主な収入が年金というのではなく年金は補助的なもの、健康を害した際の予備的なものと考えておいたほうがいいのではないかと思います。現在の高齢期における就業率は高齢者白書によると

 

60歳代前半 男性約80% 女性約60%

60歳代後半 男性約60% 女性約40%

70歳代前半 男性約40% 女性約25%

70歳代後半 男性約15% 女性約5%

となっています。今後は5年くらい後ろ倒しした年齢まで働く必要があるかもしれないですね。

 

加齢により心身ともに機能が低下していきますので働き方は若い頃とは異なったものになると思います。私自身で考えてみると70歳代前半であり就業率は約40%と少数派に属しています。現在でも仕事をしていますが若い頃のように飛び回ってバリバリ仕事するというスタイルからは変わってきてはいますが仕事があるということは生き甲斐にもなっています。衰えていく健康管理のために2か月に1回くらいの割合で健診を受けています。健康のバロメーターである各種数値は若い頃より改善されているものも散見されます。

 

体が動ける間までは仕事をしていたいなというのがモチベーションになっています。少なくとも75歳くらいまでは仕事量をセーブしながらも継続できればいいなと考えています。できるだけ年金に依存しない生活を少しでも永く過ごしたいものだと考えています。若い方々もまだまだ先のことと思われているかもしれませんが時間の経過は早いものなので高齢期のライフプランは目標として早めに明確にしておいたほうがいいのではないかと考えています。

 

目標は明確に設定した人しか達成できませんので設定した目標に向かって自己管理、自己研鑽により後悔のない高齢期を迎えていただきたいものですね。