都県境 | 向井幸一のブログ

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首都圏では東京都に緊急事態宣言が発せられたことから映画館、大規模小売店等が昨日から営業自粛になっています。しかし首都圏の神奈川県、埼玉県、千葉県は宣言が発せられていないことから通常営業しているところもあります。近県の施設には人が集まっているようですね。都県境を越えて移動しないようにと都知事はお願いしているようですが少し無理があるような気がします。

 

首都圏は公共交通網が整備されていますので川崎市、川口市、松戸市等は電車ですぐに移動できます。都内で営業されていなかったら近隣の映画館、店舗等にはいってしまうのは仕方ないと思います。神奈川、千葉、埼玉からは多くの方が通勤通学していますので生活圏として一体化していると感じています。東京から近県に通勤通学している人もたくさんいます。東京だけを制限しても効果は限定的であると思います。

 

ウィルスには都県境はないので都道府県、行政区分に関係なく人が移動すれば一緒に移動するのではないかと思います。また映画館ではライブハウス等とは異なり鑑賞の際にはスクリーンに向かって一方向を向いており無言で観ており換気も徹底しているので感染リスクはそもそも少ないのではないかと感じています。何もかも同一に制限してしまうのではなく詳細に区分したほうがいいと思います。

 

1年以上に及ぶ自粛生活で国民はストレスもたまっています。緊急事態宣言は過去2回発せられましたが効果の検証、反省も不十分な気がします。第3回目の解除基準すら明示されていません。これではますますストレスがたまってしまうと危惧しています。

ウィルスの特性も明らかになってきた部分も多いと思いますのでより効果的で社会に負荷が少なく、現実的に対応できるような宣言にしていただきたいものですね。