東京 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

コロナウィルス感染拡大によって東京にはまん延防止等重点措置がとられています。具体的な対策は飲食店の営業時間短縮が主な内容だと思います。最近では人流を減らすために知事から「不要不急の方は東京には来ないでください」とのメッセージが発せられました。都民として違和感が強いメッセージだと感じています。

 

東京は首都であり人口は多いですが昼間人口は周辺県から集まってきて社会を支えています。不要不急の定義にもよりますが東京は都民だけではなく周辺県の労働力で支えられている街だと感じています。都民だけでは都市機能を維持することは困難だと思います。トップとして発言するなら今は「不要不急の人は東京からでないで下さい」というのが本来のメッセージではないかと思います。

 

1年以上にわたって自粛生活が続いて国民はストレスがたまり疲弊していると感じています。国、自治体として具体的な目標を明示しないので先行きが見えない不安でさらに疲弊しているのではないかと思います。過去の緊急事態宣言でも「必ず収束させます」と明言していたのに収束は見込めません。根性論、気合いではなく明確な数値目標と期限を示していただきたいと痛感しています。

 

人は明確な目標に向かって努力、精進していくことはできますが明確な目標がないまま自粛生活が期限なく継続していくことは困難であるような気がします。1年以上の時間が経過しているのでウィルスの特性も明らかになってきています。具体的な数値目標と期限を明確にして今一度国民の理解と協力を仰ぐことが必要であると思います。

 

一日も早く以前に近い日常生活が戻ってくることを祈っています。