利権 | 向井幸一のブログ

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利権を巡って業者と官僚の癒着が総務省、農水省で明るみにでてきました。既得権益を巡って政官民の金員にまつわる事案は昔からありましたが最近は目に余る状況になっていると感じています。特に官僚が国会で虚偽答弁を繰り返すことには驚いています。官僚には日本は自分たちが支えているというくらいのプライドがあって公平公明正大な仕事をする人たちが多く集まっていたと記憶しています。

 

特に利害関係者からの接待については厳に慎むという内部規律があったと思いますが昨今では接待を受けることは平気になっているのかと思います。中には「飲み会に誘われたら断らない女」と豪語する官僚まで出現しています。公務員の給与では中々いくことができないような高級店でご馳走になることも平気なようですね。組織全体で数多くの接待を受けていれば許認可に関して不透明との誹りを受けることは明らかだと思います。

 

私の公務員時代には高額な高級店でご馳走になるような人はいなかったと思います。後ろ指を指されるような行動は慎むという組織文化があったと思います。許認可権、司法権等の権限は公務員個人ではなく立場に付与されるものです。個人に付与された権限と勘違いしないよう拝命時には厳しく教育されていました。政治家との距離も常に保つような行動を心がけていましたが昨今では距離感が異なってきたのかなと感じています。

 

やってしまったことに対して国会で虚偽を述べるということは国民に嘘をつくということになります。平気で嘘をつく体質にも恐怖を感じますね。公務員は国民全体の奉仕者であるという大原則をもう一度思い出して公平公明正大な業務を心がけていただきたいものですね。