医学部入試 | 向井幸一のブログ

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厚労省の元局長が息子を不正に入学させる見返りに便宜を図るという贈収賄事件に発展した東京医科大学の不正入試に関して昭和大学でも不適切な入試操作をやっていたことを公表しました。他にも不適切な入試操作を行っていた大学もあるようですね。

 

昭和大学では現役と浪人で点差をつける、OB等の子女には補欠合格を正規合格にするというような操作をしていたとのことです。一生懸命に受験勉強してきた受験生にとって平等ではなかったというのはショックであったと思います。今後は他の大学でも自主的に公表するようですが広がりを見せそうですね。

 

ただ受験生に試験結果以外に加点をするということはどの大学でもやっているのではないかと感じています。生徒会長をやっていた、ボランティアで実績がある、一定の特技があるというような場合には加点があるのは現実だと思います。特にスポーツで抜群の成績を上げていればスポーツ推薦制度がある大学も多数あります。

 

ただ公平な大学受験制度であることを前提にすると加点制度があるなら事前に周知しておくことが必要だと思います。年齢差、性差等の属性で受験生が知らないままに差をつけることには問題があると感じています。事前に周知しておけば受験生も自分が不利な大学は受験しなくなると思います。

 

発端になったのは贈収賄事件であり刑事事件であり犯罪であることは明白ですが入学試験以外の加点制度は事前に明らかにして受験生が知らないうちに不利益な扱いを受けていたということがないようにすればいいのかなと感じています。

 

受験生にとって大切な大学入試なので公明正大で分かりやすい試験制度にしていただきたいものですね。