サ高住事業者様からお客様の住替えに関して質問をいただきました。当該サ高住を大変気に入っていただいた男性一人暮らしの方が毎月の必要になる費用が少し不足しており何とかできないかとのご相談でした。最も手っ取り早いのは賃料等の値引きですが登録情報の変更が必要になりますのであまりお勧めできません。
そこでお客様が現在お住まいの分譲マンションの活用についてお話しさせていただきました。一人暮らしには広すぎる３ＬＤＫのマンションなので住替えを契機に売却するか賃貸化するかを検討してみればと回答しました。売却すれば一時所得になって収入になりますので毎月の不足額を補填することができます。
賃貸住宅化をすれば賃料が毎月の収入になります。お客様のお住まいのエリアでは同等の賃貸マンションであれば月額賃料は１０～１２万円という相場なので分譲マンションの設備と仕様であれば１０万円で貸すことは十分に可能だとお答えしました。
賃貸住宅にしておけば所有権は失わないので将来ご子息が戻ってくることになっても安心だと思います。また毎月賃料１０万円が収入になることは生活が楽になるといえます。本件のお客様は最終的に賃貸住宅として貸してサ高住への入居を決められたようです。
高齢期の住替えはエネルギーを必要とします。後悔しないためにも慎重にあらゆる可能性を模索したほうがいいですね。高齢者は持家比率が高いのでストック資産であるご自宅をフローの収入に変えていくことも検討していただき住替えて安心の生活をおくっていただきたいですね。