私立大学 | 向井幸一のブログ

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少子化の影響もあって全国の私立大学のうち約45%は定員割れの状況にあるそうです。しかし東京23区内の私立大学は人気があり全国から希望者が集まってくるとのことです。反面、地方の私立大学の不人気も顕著になってきました。

 

東京の私立大学に人気が集中することを避けるために政府では東京の私立大学の定員を抑制することを閣議決定しました。来年度から新入学生を抑制されることが予想されるため今年度は昨年より2,183名の定員増加になりました。例年の2倍の増え方とのことです。

 

定員増を規制されるとなればいまのうちに増やそうという気持ちになりますね。学生の人気が東京に集中して地方の大学の定員割れが加速することを防ぐために東京の私立大学の定員を規制するというのは安易な考えではないかと思います。学生が多く集まるというのは需要があることになります。地方の大学の人気を高めようと努力することが先決のような気がします。

 

需要が低いところが努力すれば発展しますが需要が高いところを規制してしまうことは発展を阻害することになると思います。人気がある理由を探って改善していかなければ健全な発展は期待できないのではないかと思います。

 

学生が大学を選択する際には学問を学ぶというだけではなく学生時代の友人拡大、卒業後の就職まで考えて選択しているのではないかと思います。人気ある大学を規制すれば不人気な大学に需要が移っていくというのはあまりにも安易であるような気がします。

 

若者の需要に合わせていくことが少子化社会においては重要なことではないかと思います。できるだけ規制は緩和して健全な発展ができる社会になってもらいたいですね。