厚労省では保育指針を改定して保育園において国旗・国歌に親しむため行事での掲揚、唱歌等と同様に国家斉唱を進めるとのことです。２０１８年度から始めるそうです。幼いうちから愛国心を醸成することはいいことだと思いますが厚労省の政策優先順位が違うのではないかと違和感を覚えます。
待機児童問題は遅々として進まず「保育園落ちた。日本死ね」に始まって今年も全国で悲鳴が聞こえています。まずは待機児童解消に向けて推進していくことが優先事項のような気がします。愛国心は国民が自ら実感するもので国から愛しなさいといわれて愛するものではないと思います。
日本死ねという悲痛な叫びに応えて待機児童ゼロ、介護離職ゼロ等が実現できれば愛国心も自ずと醸成されるのではないかと感じています。人から愛されるためにはまずは自分が愛されるように努力することが自然な気がします。
政治とカネの問題はなくなりません。税金の無駄遣い、利権、天下り等の諸問題は一向に減りませんね。これでは愛しなさいといわれても中々納得できないと思います。
政策には優先順位をつけること、国民から愛してもらえるよう身を切る改革を進めていただきたいですね。