異業種からの高齢者住宅参入 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

高齢者住宅と聞くと医療・看護・介護というイメージがありますので併設事業所として供給される例が多くなっています。住宅に入居いただく方の需要が強く便利な事業所を併設することは住宅と併設事業者相互に効果的であると思います。現在の高齢者住宅では全体の90%近くが医療・看護・介護事業所を併設していることからも需要が高いことをうかがうことができます。


しかし昨今ではその他の事業所を併設する例が散見されるようになり人気物件もあります。


・保育所併設~世代交流とスタッフの福利厚生サービスとしても活用

・ファミリーレストラン併設~近隣の方の利用と住宅入居の利用として活用

・フィットネスクラブ併設~近隣住民の利用と住宅入居者も利用

・スーパーマーケット併設~近隣住民の買い物、住宅入居者の買い物に対応

・若年者向け住宅併設~2世代の近居を希望の需要に対応


今後も様々な事業との併設が増えてくると思います。高齢者住宅事業者が全てに対応するのではなく異業種の方とコラボしながら供給していくことが近道であると思います。賃貸住宅であればテナントとして事業者に入居していただくことも有効だと思っています。


施設・病院は介護・医療サービスの提供を目的として供給されています。一方で住宅は住むためのものであり付加価値は医療・介護に限定されるものではなく特色あるサービス・商品を揃えることが重要であると思います。


異業種の方々が高齢者住宅市場に関心をもって参入していただくことは大歓迎だと考えています。お客様である高齢者の皆様の選択肢が増えて充実した生活を送ることができる住宅を提供していきたいですね。


当社でも異業種の方とのコラボを念頭に新しい高齢者住宅にチャンレンジしてみたいと考えています。お客様に選んでいただける住まいでありたいですね。