モーレツ社員 | 向井幸一のブログ

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長時間労働の改善を目指して「働き方改革実現会議」の第1回会合が本日開催されます。開催に先駆けて座長である総理は「モーレツ社員は時代遅れ、死語になる社会を実現する」と張り切っています。長時間労働の改善はいいことであると感じていますがモーレツ社員という言葉がなくなる社会というのは何となく違和感と淋しさを感じます。


敗戦国日本を急激に経済復興して先進国の仲間入りできたのは先人たちの必死に働いてきたという結果であると思います。時代遅れ、死語にすると簡単に排除できるものなのか淋しさを感じます。少なくとも頑張ってこられた現在の高齢者の皆様にリスペクトの気持ちをもつことは大切だと思います。


また21世紀は多様化の時代といわれています。価値観、生活観も多様性を認めてもいいと思います。定時出勤・定時退庁で時間で労働する人も認められるべきと思いますが組織・個人の目標達成のために時間ではなく成果を求めて働く人も認められる社会であって欲しいと思います。


1980年代には「ゆとり教育」が提唱されて教育改革が実施されましたが結果的に子供の学力低下が顕著になり改められることになりました。「ゆとり世代」という言葉もあって社会において特異な存在のようにいわれています。


働き方に関しても「ゆとり」のみではなく「成果」を求めて時間に関係なく頑張る若者も認める社会だといいなと思います。私の周囲の若者の中には明確な目標をもって時間に関係なく邁進している人もたくさんいます。こういう若者に接すると応援したくなります。


時間がくれば自動的に帰るという生き方もいいと思います。ただ多様性を認める雰囲気になってもらいたいと思います。多様性とは自分と異なるものを認めることだと思います。国民全員が一つの生き方をする社会は総活躍社会ではないのではないかと感じています。


他人を認めて思いやりをもって生きることが普通である社会を実現していきたいですね。