敬老の日 | 向井幸一のブログ

向井幸一のブログ

高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

今日は敬老の日ですね。平均寿命が男女とも80歳を超えて人生80年時代になったといえます。この時期になると老後の生活資金が話題になります。老後は年金収入がメインになりますので生活設計は大切だと思います。年金収入だけで生活できる環境ではないので何らかの対策が必要といわれています。


一般的な厚生年金受給世帯では月額21万円くらいとされていますので毎月5~6万円くらい不足することになります。不足額を補填するには預貯金を取り崩すか個人年金を積み立てることが考えられます。必要な預貯金は2,000万円とも3,000万円ともいわれています。将来は年金収入が下がることが予想されますのでもっと預貯金が必要になるかもしれません。


元気で長生きは不変の夢といわれていますが昨今では長生きリスクという言葉も聞かれるようになりました。寿命80歳で設計した老後が100歳まで生きると20年分の預貯金が不足するリスクがあるというような意味で使われるようです。のんびり老後を過ごすためには現役時代からの備えが大切だと思います。


預貯金、個人年金で備えることに加えて現役生活を継続するという選択肢もあります。生涯現役という考え方です。現役生活を永くして年金収入に加えて収入を得ていく生活です。これも一つの選択肢になると思います。70歳まで現役生活をすれば年金生活は70歳からと短くなります。75歳まで現役生活を続ければ年金生活は10年くらいと短くなりますね。


年金の先行きが不透明な現状では健康に気をつけて一日でも永く現役生活を続けることも今後は大切になるかもしれないと感じています。

高齢者の皆様が笑顔で元気に長生きできる社会になってもらいたいですね。