築地市場の豊洲移転に伴い豊洲の土壌改良工事が実施されて安全であるとされていましたが盛土を4.5m積み上げたとしていましたが実際には複数地点で空洞になっていたことが明らかになりました。有害土壌であるための改良工事でしたが驚く結果ですね。
858億円もの費用をかけて手抜き工事が施工されて施主である東京都も気がつかない事務的なミスという抗弁ではとても納得できるものではないと思います。生鮮食品市場は都民の食の安全に直結する問題なので不安になってしまいます。
土壌改良工事でも完成引き渡しでは東京都がチェックしているはずです。実施すべき盛土が空洞になっていれば気付いて当然と思いますが気付かなかったというのは情けないことですね。手抜き工事を実行した業者にも問題はありますが施主である東京都の責任が一番重いのではないかと思います。
空洞に溜まっている水も不気味です。無害な水ならいいですが盛土にすべきところを空洞にして水が溜まっている状態では建物の構造計算もやり直しになると思います。少なくとも耐震強度が低下していることは明らかなので再計算もしっかりとやっていただきたいですね。
豊洲市場への移転についてもブラックボックスになっていると感じています。移転費用は当初予算とはかけ離れたものです。建物建設費用は坪単価220万円以上になっています。美術館、ホテル並みのかなり豪華な建物になっていると思います。無駄がないか再度チェックしていただきたいですね。
新都知事が改革派であることから今回は数々の無駄が明らかになってきました。トップが本気になれば無駄を省いて既得権益を打破することも可能になると思います。
東京都では高齢者住宅にも独自政策を検討しているとのことです。団塊の世代の皆様が最も多く住んでいる東京都なので住まいの整備を大胆に進めていただきたいですね。