大阪大学による一人当たり医療費の調査によると「生活保護受給者は同一傷病でも一般の人より医療費が1.2倍~1.7倍と高額になっている」という結果を公表しました。特に20~64歳の現役世代の格差が大きくなっているそうです。
生活保護受給者が高額になる原因として調査では「自己負担ゼロであることからより多くの医療サービスを利用するのではないか」との結論を導き出しています。
傾向として自己負担ゼロなので多くの医療サービスを利用するということもあると思います。一般の方は自己負担3割なので医療サービスを控える傾向もあるかと思います。また現役世代では仕事の都合により長期の医療サービスを利用しにくいということもあるのではないかと思います。
医療機関は生活保護者に過剰サービスを提供しているとは信じたくないですね。必要な医療を提供した結果であると信じたいですね。
生活保護費は年間で3兆6,000億円を超えるまでに負担が増えています。国民一人当たりに換算すると30,000円の負担です。4人家族では120,000円と決して少ない金額ではありません。
医療サービスは生活保護受給者との格差をなくしていただきたいと思います。特に現役世代は納税し社会保険料を負担している世代なので格差是正に努めていただきたいものです。
誰しも安心して医療・介護サービスを受けることができる保険制度にしていただきたいですね。