札幌での講演が終了しました。地元事業者の皆様と懇親会で本音でお話しすることができました。
札幌は高齢者住宅の供給が多く、入居率は二極化しているとのことです。
お部屋が狭いが賃料も安いという物件が多いが入居率は低いという状況です。賃料の値下げ競争になっているようです。
反面、広いお部屋の物件は賃料もそこそこ高いが入居率も高いという状態です。この流れは全国的に共通していると感じました。住まいは生活する場であるため設備もお部屋に完備している物件が好まれるようです。安心して生活するためには若い方と同じような空間は必要なのだと思います。
また介護報酬の減算が経営にかなりの影響を与えているようです。今年は約１０％の減算が実施されましたが元々利益率が低いので赤字になった事業者もかなりいらっしゃるようです。
スタッフ募集に苦労しているということも全国的なトレンドだと思います。
高齢者の皆様の安心居住の場を提供しようという志で事業化した皆様です。真摯に取り組んでいる方が多く満室での経営を継続していただきたいと思います。
入居者募集と管理運営方法についての質問が多かったので私で分かる範囲のことを全てお話しさせていただきました。当社管理物件の見学希望もいただきました。
同業者の皆様とお話しして情報交換することは有益であると思っています。高齢者はいずれ誰しもいく道なので住まいの選択肢が増えることは望ましいことだと思います。
お客様に満足していただける住まいを提供していきたいと思います。
お客様、ご家族、周辺事業者、スタッフの笑顔がある住宅を供給していきたいですね。