8月 | 向井幸一のブログ

向井幸一のブログ

高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

猛暑の日々が続きます。今日から8月ですが猛暑は中旬まで続くとの見込みだそうです。水分補給して熱中症には注意したいですね。

そして本日から介護保険制度の一部改定によりサービス利用時の負担が1割の方と2割負担になる方と分けられるようになりました。増え続ける介護保険サービスについて財源確保が目的とのことです。


負担が増える方にはケアマネさんが中心になって説明しているようです。負担が2倍になるお客様は大変不安になります。「サービスの回数を減らそうか」「今後もっと負担が増えることはないのか」等の声が聞こえてきます。ケアマネさんの都合で負担増をお願いしているのではないので説明のしようがないですね。

今後、さらに負担増になることはありませんとも言うことはできません。


今回の負担増は国と保険者の甘い見通しが狂った結果であるといえます。消費税増税は社会保障費に充当しますと言って増税しましたが社会保障費負担もドンドン増え続けています。保険者であれば主体として責任ある運用をしていただきたいですね。

そして見通しの甘さから当初より負担が増える、サービスが減るということであればお客様に丁寧に説明と謝罪とお願いをすべきではないかと思います。民間の保険会社であれば契約違反になります。


国と保険者は自分たちが決めれば国民はいくらでも負担するからいいんだという姿勢は改めていただきたいですね。

実際に現場では介護サービスの利用控えの動きもあります。保険者であればお客様の声を実際に聞くことができるチャンスだと考えて積極的に仕事をしていただきたいと思います。


公的保険制度は分かりにくいので保険料を支払っていただいている国民に対して直接説明をしていただきたいですね。欧米の福祉サービス担当者の姿勢を少しは見習って欲しいものです。