台風11号が日本に近づいています。台風が上陸するたびに感じることは「独居高齢者」のことです。
特に戸建住宅に一人暮らししている高齢者は不安が大きいと思います。雨戸を閉めても安心できないのではないかと思います。家屋が倒壊してしまうと自力での脱出は困難だと思います。
鉄筋コンクリートづくりの高齢者住宅であれば安心できるのではないかと感じています。倒壊の可能性は低いですし一緒に住んでいる仲間がいます。常駐しているスタッフもいます。いち早い情報収集と共有も可能になります。
そして離れて暮らしているご子息の不安も和らぐのではないかと思います。
高齢期は孤立しがちです。前庭付の戸建住宅は独立性は高いですが閉鎖性も高いといえます。
マンション等の集合住宅は各戸での連帯感があれば安心感がありますがプライバシーを尊重する昨今の状況では隣人のことを気にかけることも少なくなってきているような気がします。
高齢者住宅にはプライバシーと連帯感が期待できるのではないかと思います。同じような時代を生きてこられた方々であれば価値観も似ていると思います。安心して会話できる住まいは高齢者には大切なことだと思います。高齢者住宅内だけではなく地域社会との交流も深めることができればさらに安心の住まいになるのではないかと思います。
大型台風ですが住んでいただいているお客様には安心して過ごすことができるようにしていきたいと思っています。住替えておいて良かったと思っていただける住宅でありたいものです。