昨日、阪急電鉄の線路内に車が入って1.3㎞走行した記事がありました。2駅区間を踏切から入って踏切からでたそうです。緊急停車した電車はあったそうですが幸いにも事故は起きなかったとのことです。
運転していたのは73歳の男性でゴールド免許保有者とのことでした。
列車往来危険罪で逮捕されたみたいですが言動が不安定で認知症のおそれもあるとのことです。
認知症と判定されれば刑事罰は減免されると思いますが民事上の責任は生じます。迷惑の度合いにもよりますが金額的には数百万円になるのではないかと思います。
賠償能力がなければ監督責任者に請求されることになります。JR東海での同種事件では配偶者に損害賠償請求がなされました。現在裁判で争っていますが今後はこのような事案が増えるのではないかと思います。認知高齢者には自動車運転免許証の返納を促していますが生活のために車が必須という街もありますので難しい問題だと思います。
さらに運転免許が不要な自転車による事故も増えています。高齢者社会では今までには想定していなかった事故が起きることもあるのではないかと思います。家族がいない高齢者も増えてきますので民事請求も複雑になってくるのではないかと思います。
事故防止のためには地域社会の復活が必要であるような気がします。
核家族化が進んでプライバシー尊重の社会傾向ですが地域社会での見守りと事件の未然防止が必要になってくるのではないかと思います。世界のどこよりも早く高齢化が進む日本なのであらゆる対応の仕方を自ら開発することになると思います。
高齢者に優しい社会環境の整備を構築することは世界のモデルになるのではないかと思います。
少子高齢化社会にあって生産人口が激減していきますが機械による見守りシステムと人による見守りシステムを構築することが先進事例になるのではないかと思っています。
安心して年を重ねることができる社会をつくっていきたいですね。